中国に留学した人、している人、
住んだことがある人、住んでいる人、
仕事をしたことがある人、している人、
中国を少しでも知っている人が、この本を読むと、「そうそう」、「あるある」の小声に出しながら、
読み進めていくことができると思う。
香川照之は、今は日本を代表する俳優になっているが、
この本が出版される時は、まだそれほど知名度がない。
今なら、こんな無茶苦茶な体験を、できはしないだろうと思う。
ふざけんな!といつも思っているが、どこか憎めない中国の日常。
日本の価値観からすると、絶対に受け入れられないことが、
頻発する中国。そんな中国に魅了された日本人は、なぜかたくさんいる。
この時代の中国と、現代の中国は、まるで違う。
もう既に日本の経済規模とは比較にならないほど、大きくなっているし。
中国人の富裕層もたくさんいる。
一方、日本はというと、ずっと政治も、経済も、ぱっとしない。
また、閉塞感はどんどん重みをまし、多く人が希望をもてないでいる。
中国人のエネルギーを見習うのは、日本人がこれから生きるにあたって、
ベストな方法だと思うが、いかんせん、そう思おうとする人は少ない。
香川照之が、その分凄い。文句は言うが、必死に、くらいついて、
学ぼうとしている。本当に、学習能力が高い俳優だと思う。
こういう俳優は、本当に少ない。その状況が、日本があらゆる分野で、
今、ぱっとしなくなっている元凶だと思う。
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中国魅録―「鬼が来た!」撮影日記 単行本 – 2002/4/26
香川 照之
(著)
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- 本の長さ263ページ
- 言語日本語
- 出版社キネマ旬報社
- 発売日2002/4/26
- ISBN-104873762413
- ISBN-13978-4873762418
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内容(「MARC」データベースより)
冷静に見るとホントに狂ってる映画である。しかもその撮影現場は映画の内容の100倍は狂っているのだ…。カンヌ映画祭グランプリ受賞作「鬼が来た!」の撮影現場で、俳優・香川照之が見た異世界とディープ・チャイナの記録。
登録情報
- 出版社 : キネマ旬報社 (2002/4/26)
- 発売日 : 2002/4/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 263ページ
- ISBN-10 : 4873762413
- ISBN-13 : 978-4873762418
- Amazon 売れ筋ランキング: - 423,706位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月1日に日本でレビュー済み
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三島由紀夫と村上春樹に影響されたという彼の文章が、古風なのに今風で読みながら気持ちよかった。彼の台詞回しのようにリズミカルな文章が、心地いい。
2003年5月13日に日本でレビュー済み
△映画製作日誌として実に興味深い本です。著者の文才もなかなかのものですが、実際に舞台裏で起こっていたことの凄まじさがこの本を重厚なノンフィクションたらしめているのでしょう。
「鬼が来た!」の監督・姜文がスタニスラフスキーのメソード演技理論に基づいて出演者陣を鍛え上げていく場面は真実鬼気迫るものがあります。俳優たちにとって監督はまさに「鬼!」だっただろうなと想像します。
▼気になったのは、共演者でもある袁丁のことを著者がこの本でかなり悪く書いている点です。この映画の出演者の中で袁丁は唯一日本語が分かる中国人ですから、この本を読む可能性も高いわけです。日本語の読めない姜文監督の悪口ならまだしも、その袁丁のことをここまでこき下ろして書くということは著者と袁丁との関係がよっぽどのことだったのでしょう。ただ、事実だとしても彼のことをここまで悪く書くことはなかったのではないでしょうか。袁丁は政治家のような公人ではないので、彼をこうした出版物で厳しく批判することによって得られたり守られたりするような公共の利益があるわけではないはずです。となると彼への批判は私怨の域を出ないことになり、結局のところその批判する箇所の文章を私は「はしたない」と感じてしまったのです。
自分への批判に対して公の場で反論する機会を得られないであろう袁丁の心中を思い、実に心落ち着かない読書となりました。
「鬼が来た!」の監督・姜文がスタニスラフスキーのメソード演技理論に基づいて出演者陣を鍛え上げていく場面は真実鬼気迫るものがあります。俳優たちにとって監督はまさに「鬼!」だっただろうなと想像します。
▼気になったのは、共演者でもある袁丁のことを著者がこの本でかなり悪く書いている点です。この映画の出演者の中で袁丁は唯一日本語が分かる中国人ですから、この本を読む可能性も高いわけです。日本語の読めない姜文監督の悪口ならまだしも、その袁丁のことをここまでこき下ろして書くということは著者と袁丁との関係がよっぽどのことだったのでしょう。ただ、事実だとしても彼のことをここまで悪く書くことはなかったのではないでしょうか。袁丁は政治家のような公人ではないので、彼をこうした出版物で厳しく批判することによって得られたり守られたりするような公共の利益があるわけではないはずです。となると彼への批判は私怨の域を出ないことになり、結局のところその批判する箇所の文章を私は「はしたない」と感じてしまったのです。
自分への批判に対して公の場で反論する機会を得られないであろう袁丁の心中を思い、実に心落ち着かない読書となりました。
2014年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ売れっ子実力者俳優になる前に書かれたものでしょうか。言葉も分からず日本とは撮影の方法も違い戸惑いや怒りや諦めや
色々な感情が読み取れておもしろかったです。撮影のドタバタのせいもあると思いますが、香川さんの文才は抜群だと思いました。
読者を引き込ませて一気に読んでしまいました。やっぱり賢いんだなぁと。このような苦労の甲斐あって今の実力派俳優になられたのだと
感じました。あと、読んでいて愛妻家なのかなぁと。
家にDVDはあるのですがまだ見ていないので楽しみにしています。
色々な感情が読み取れておもしろかったです。撮影のドタバタのせいもあると思いますが、香川さんの文才は抜群だと思いました。
読者を引き込ませて一気に読んでしまいました。やっぱり賢いんだなぁと。このような苦労の甲斐あって今の実力派俳優になられたのだと
感じました。あと、読んでいて愛妻家なのかなぁと。
家にDVDはあるのですがまだ見ていないので楽しみにしています。
2010年5月3日に日本でレビュー済み
中国留学経験者に本のことを話してみたら、絶対ウソ! と言われてしまいましたが、それほどディープな世界に香川さんは行かれたのだと思っています。一度読み始めると止まらない!文章力というか表現力もすばらしいです。
2002年6月3日に日本でレビュー済み
この本はカルトな戦争映画として話題の「鬼が来た!」(姜文監督)で準主役の日本兵役を熱演した香川照之による撮影日記だが、これを読めば、この映画の撮影が文字通り身体を張った中国との「対話」いや「格闘」の連続だったということがわかる。
当初香川は、台本の迫力に引きこまれて自らこの映画に出演することを希望する。ところが希望がかなって訪れた中国の撮影現場は、彼の言葉を借りれば「映画の100倍は狂っていた」。ホテルのメイドに物は盗まれるわ、何事にもいいかげんなスタッフ達のせいで撮影は遅れまくれるわ、挙句の果てに麻袋に入れられたまま放置されてスタッフに土足で踏まれ、あまりのストレスに十二指腸潰瘍で入院したかと思えば、さらにそこで恐怖の治療が待っていた・・
日本人がなかなか垣間見ることのできないディープな中国の現実にいきなり放り込まれたとまどいや苛立ち、そしてやりきれなさを、香川はその一方で湧き上がる映画への情熱と共にリアルに描いている。そんな中国との格闘の中で極限状態に追い込まれた彼は、やはり戦争の中で極限状態に置かれていた日本兵に次第に同化し、当初はどうしても理解できなかったという、自分に親切にしてくれた村人に斬りかかっていく日本兵の心理状態をいわば身体で「理解」していく。
「日中友好」という言葉の白々しさに国民の多くがうんざりし始めている今、映画ともども「日本人として中国に、そしてあの戦争にどう向き合うのか」ということを考える上で、格好の材料を提供してくれる本だといえるだろう。
当初香川は、台本の迫力に引きこまれて自らこの映画に出演することを希望する。ところが希望がかなって訪れた中国の撮影現場は、彼の言葉を借りれば「映画の100倍は狂っていた」。ホテルのメイドに物は盗まれるわ、何事にもいいかげんなスタッフ達のせいで撮影は遅れまくれるわ、挙句の果てに麻袋に入れられたまま放置されてスタッフに土足で踏まれ、あまりのストレスに十二指腸潰瘍で入院したかと思えば、さらにそこで恐怖の治療が待っていた・・
日本人がなかなか垣間見ることのできないディープな中国の現実にいきなり放り込まれたとまどいや苛立ち、そしてやりきれなさを、香川はその一方で湧き上がる映画への情熱と共にリアルに描いている。そんな中国との格闘の中で極限状態に追い込まれた彼は、やはり戦争の中で極限状態に置かれていた日本兵に次第に同化し、当初はどうしても理解できなかったという、自分に親切にしてくれた村人に斬りかかっていく日本兵の心理状態をいわば身体で「理解」していく。
「日中友好」という言葉の白々しさに国民の多くがうんざりし始めている今、映画ともども「日本人として中国に、そしてあの戦争にどう向き合うのか」ということを考える上で、格好の材料を提供してくれる本だといえるだろう。
2002年5月6日に日本でレビュー済み
この本を読む前にぜひ「鬼が来た」の映画を見て欲しい。あの映画の日本兵が映画になるまでにはこんなに大変だったのか!!!という苦労話から、苦労を通り越した異文化の不可思議さのユーモアに満ちた本です。読んで単純におもしろいです。というか、中国っていろんな意味ですごいなあ、って思います。
でも、何よりすごいのはチアン・ウェン。終章のオチはかなりうけました。
でも、何よりすごいのはチアン・ウェン。終章のオチはかなりうけました。